日本語を壊す国会議員~「ご議論」はおかしいでしょ!

「ご議論」「…となってございます」
日本語をおかしくしているのは、この人たちではないか?
最近、耳について仕方がないのが、
国会議員が使う、どう考えてもヘン…な日本語です。
その代表格が「ご議論」に「となってございます」。
どこがおかしいのか、考えてみました。

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日本語をおかしくしているのは、こいつらだ!
最近、耳にするたびに「不快感」を禁じ得ないのが、この人たちの日本語。
「この人たち」とは、われらが選良、国会議員のみなさんたちです。
その日本語は、必ずしも「間違い」とは言えないまでも、実に「無作法」。聞き苦しいのです。
本日は、徹底的に、その「無作法日本語」をブッた斬ってみたいと思います。
無作法☆その1
身内同士を「先生」と呼び合う無作法
何よりも、聞いていてハラが立つのがこれです。
国会中継などを聞いていても、答弁に立つ閣僚が質問に立った側の議員に、
「○○先生のご指摘は、まことにごもっともではございますが……」
などと答えているシーンをよく目にします。
ふつうに考えたら、おたがいに議員同士なのですから、「○○議員のご指摘は……」でいい、というか、それが日本語のルールだと思うのですが、なぜ「先生」なのか?
そもそも「先生」とは、どういう意味なのか?
ちなみに『広辞苑』にはこう書いてありました。
では、議員が議員を「先生」と呼ぶのは、どの意味・用例に当たるのか?
①でも③でもないのは、明らか。
では、②か? しかし、国民の目から見ても、国会議員の諸先生(?)がたが、「学徳のすぐれた人」とは、必ずしも思えない。それに、もしそういう意味で「先生」という言葉を使うとしたら、その言葉は、自らをも「先生」と位置づけていることを意味します。実に、不遜きわまりない。
ならば、⑤か? バカな質問をぶつけてくる議員をからかって「先生」と呼んでいる? それならばナットクですが、しかし、国会という場でそんなジョーダンを交わし合っているとも思えないので、これもなし。
残るは、④。つまり、国会議員のみなさんは、「国会議員」という職業を医師や弁護士と同じように「指導的立場」にある職業と考えて、自他を「先生」と呼び合っているのではないか――という可能性。たぶん、これではないか、と筆者はニラんでいるのですが、だとしたら、これも、きわめて不遜な話です。
ところで、「議員」などを「先生」と呼ぶ習慣がもっとも定着していると思われるのは、みなさん、どういう世界だと思います? ズバリ、《裏社会》です。暴力や不法行為が幅を利かせるそういう社会では、表社会で評価される資格や地位を手にした人物を、「先生」と呼んで祭り上げる習慣があります。
「先生」と呼ばれて喜ぶ議員のみなさんは、あるいは、そうやって祭り上げられてきた経験が豊富なのではないか――と、勘ぐりたくもなるのですが、筆者の考えすぎでしょうか?
最近、耳にするたびに「不快感」を禁じ得ないのが、この人たちの日本語。
「この人たち」とは、われらが選良、国会議員のみなさんたちです。
その日本語は、必ずしも「間違い」とは言えないまでも、実に「無作法」。聞き苦しいのです。
本日は、徹底的に、その「無作法日本語」をブッた斬ってみたいと思います。

身内同士を「先生」と呼び合う無作法
何よりも、聞いていてハラが立つのがこれです。
国会中継などを聞いていても、答弁に立つ閣僚が質問に立った側の議員に、
「○○先生のご指摘は、まことにごもっともではございますが……」
などと答えているシーンをよく目にします。
ふつうに考えたら、おたがいに議員同士なのですから、「○○議員のご指摘は……」でいい、というか、それが日本語のルールだと思うのですが、なぜ「先生」なのか?
そもそも「先生」とは、どういう意味なのか?
ちなみに『広辞苑』にはこう書いてありました。
【先生】
①先に生まれた人。
②学徳のすぐれた人。自分が師事する人。また、その人に対する敬称。
③学校の教師。
④医師・弁護士など、指導的立場にある人に対する敬称。
⑤他人を、親しみまたはからかって呼ぶ称。
①先に生まれた人。
②学徳のすぐれた人。自分が師事する人。また、その人に対する敬称。
③学校の教師。
④医師・弁護士など、指導的立場にある人に対する敬称。
⑤他人を、親しみまたはからかって呼ぶ称。
では、議員が議員を「先生」と呼ぶのは、どの意味・用例に当たるのか?
①でも③でもないのは、明らか。
では、②か? しかし、国民の目から見ても、国会議員の諸先生(?)がたが、「学徳のすぐれた人」とは、必ずしも思えない。それに、もしそういう意味で「先生」という言葉を使うとしたら、その言葉は、自らをも「先生」と位置づけていることを意味します。実に、不遜きわまりない。
ならば、⑤か? バカな質問をぶつけてくる議員をからかって「先生」と呼んでいる? それならばナットクですが、しかし、国会という場でそんなジョーダンを交わし合っているとも思えないので、これもなし。
残るは、④。つまり、国会議員のみなさんは、「国会議員」という職業を医師や弁護士と同じように「指導的立場」にある職業と考えて、自他を「先生」と呼び合っているのではないか――という可能性。たぶん、これではないか、と筆者はニラんでいるのですが、だとしたら、これも、きわめて不遜な話です。
ところで、「議員」などを「先生」と呼ぶ習慣がもっとも定着していると思われるのは、みなさん、どういう世界だと思います? ズバリ、《裏社会》です。暴力や不法行為が幅を利かせるそういう社会では、表社会で評価される資格や地位を手にした人物を、「先生」と呼んで祭り上げる習慣があります。
「先生」と呼ばれて喜ぶ議員のみなさんは、あるいは、そうやって祭り上げられてきた経験が豊富なのではないか――と、勘ぐりたくもなるのですが、筆者の考えすぎでしょうか?

自分も参加する「議論」を「ご議論」と呼ぶ自画自賛
言うまでもなく、国会は「議論」をするための場所です。
議員であれば、自分もその一員として、対等な立場で参加する。「議論」とは、そういうものだと思います。
ところが、その議論を「ご議論を」などとおっしゃる、おそろしく日本語音痴な議員がいるんですね。
「みなさんで、ご議論を尽くしていただき……」
などとおやりになるわけです。
特に、常習的におやりになるのが、閣僚の面々。野田総理なども、口癖のようにおっしゃいます。
一般に、人が自分たちの職務を遂行するために行う業務などについては、敬語を使わない、というのが、日本語の常識です。「営業」とは言いますが、「ご営業」とは言いませんよね。
特に、公務員などの公的な職務についている人たちが公務として遂行する業務については、絶対に敬語を使いません。「一斉取り締まり」を「一斉お取り締まり」などとは言いませんし、「警護」を「ご警護」とも言わないわけです。
例外があるとすれば、その行為が「だれかのため」に行うものであって、その「だれか」に向かってもの申し上げるときだけは、敬語を使います。
たとえば、「○○の件についてご報告させていただきます」というふうにです。
しかし、「議論」は、この例には当たりません。
「ご議論」は、自分で行う自分たちの行為に「ご」をつける、という愚を冒しているわけです。
深く、反省を求めたい!

データの報告に「ございます」はないでしょう
最近、耳障りでしょうがないのが、やたら連発される「ございます」という言葉です。
これが、実に不快!
敬語を知らない店員だらけの店に行ったときのような不快感です。
この不快な「ございます」を平気な顔で連発しているのが、東電や原子力保安員の面々、そして、国会議員のみなさんです。
たとえば、こんな具合――。
「周辺地域の放射線量は、毎時○ミリシーベルトとなってございます」
「この夏の最大電力需要の見通しは、真夏の午後1時~2時で○万キロワットとなってございます」
これ、聞き苦しくないですか?
筆者は、ものすごく聞き苦しい! 聞き苦しいを通り越して、気持ちわるくなります。
「ございます」は「……である」の「ある」をていねいに言う言い方で、「ていねい語」という種類の敬語です。
問題は、上記の放射線量や電力需要という客観的なデータを報告するのに、この「ていねい語」がはたしてふさわしいか――です。
全然、ふさわしくない! というのが、筆者の感覚です。
上記の例で、「ございます」を付けて報告されているのは、単なる客観的・科学的な事実です。
こういう客観的な事実を報告するのに、いちいちていねい語は使わない。これも、日本語の常識だと長住は思っています。
ところが、この常識を無視して、やたら「ございます」を付け始めた人たちがいます。
特に目立つのが、接客ビジネスや接客セールスの方たち。
「こちらのクルマ、燃費20キロとなってございます」
「こちらのクーラー、消費電力が従来のものに比べると30%減となってございます」
ま、「接客」ですから、多少オーバーで聞き苦しいと感じられる「ございます」も、「よくわからないで使ってるんだろうなぁ」と大目に見ることもできます。
しかし、これをもし、天気予報のキャスターが、
「明日の最高気温は、33度となってございます」
とやったり、
経済情報の担当キャスターが、
「本日のナスダック指数は、○○となってございます」
などとやったら、どうか?
思いきり、うっとおしいですよね。
客観的なデータの報告には、敬語は必要なし!
ぜひ、この原則を覚えていただきたい――と、強く願う長住でありました。

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