「ウンコする」は自動詞ですが、「運行する」は他動詞です

「直通バスが運行する」
ただいま、TV局で増殖中のもの。
それは、「自」と「他」の区別がつかないバカアナたちです。
「自」とは「自動詞」、「他」とは「他動詞」。
その区別がまったくできてないのです。
耳についた誤用例を挙げてみました。

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局アナの採用条件として、近頃、重視されているもの。
日本語がヘンである!
きっと、こういうのがあるんじゃないか――と、筆者はニラんでいるのですが、どうなんでしょう?
そう思うほど、近頃の局アナの日本語はヘンである!
その「ヘン」の最たるものがこれ!
自動詞と他動詞の区別が、まったく、できてない。
「自動詞」というのは、他のものに働きかけることなく自ら完結する行動、動作などを表す動詞。
「他動詞」は、他のものに働きかける行動、動作を表す動詞。
違いは、「目的語」を伴うかどうか――です。
「自動詞」が「目的語」を伴うことはありませんが、「他動詞」は必ず「目的語」を伴います。「目的語」は省略されたり、隠されたりする場合もありますが、それでも「目的語」を意識して使われます。
ものすごくわかりやすい例で言うと、
《愛する》は、「だれかを」という「目的語」を伴いますから、他動詞。
《オナニーする》は、「目的語」を伴わないので、自動詞。
ものすごくわかりやすかったでしょ?
エッ!? わからない? じゃ、これではどうでしょう?
《ウンコする》には「目的語」がありませんから、自動詞。
《ウンコウ(運行)する》は、「目的語」を伴うので、他動詞。
スッキリしたでしょ?
日本語がヘンである!
きっと、こういうのがあるんじゃないか――と、筆者はニラんでいるのですが、どうなんでしょう?
そう思うほど、近頃の局アナの日本語はヘンである!
その「ヘン」の最たるものがこれ!
自動詞と他動詞の区別が、まったく、できてない。
「自動詞」というのは、他のものに働きかけることなく自ら完結する行動、動作などを表す動詞。
「他動詞」は、他のものに働きかける行動、動作を表す動詞。
違いは、「目的語」を伴うかどうか――です。
「自動詞」が「目的語」を伴うことはありませんが、「他動詞」は必ず「目的語」を伴います。「目的語」は省略されたり、隠されたりする場合もありますが、それでも「目的語」を意識して使われます。
ものすごくわかりやすい例で言うと、
《愛する》は、「だれかを」という「目的語」を伴いますから、他動詞。
《オナニーする》は、「目的語」を伴わないので、自動詞。
ものすごくわかりやすかったでしょ?
エッ!? わからない? じゃ、これではどうでしょう?
《ウンコする》には「目的語」がありませんから、自動詞。
《ウンコウ(運行)する》は、「目的語」を伴うので、他動詞。
スッキリしたでしょ?

もうひとつの重要な違い。それは、
「目的語」を伴う「他動詞」には「受動態」が存在するけど、
「目的語」のない「自動詞」には「受動態」は存在しない。
ということです。
「愛される」という受動態は存在するけど、「オナニーされる」という受動態は存在しない、「運行される」という受動態は存在するけど、「ウンコされる」という受動態は存在しない――ということになるわけですね。
「受動態」は、「目的語」を「主語」として使うときに使われる文法です。
その反対は、「能動態」。
行為の主体を「主語」として使うときには、
私は、カレを愛する。
というふうに「能動態」を使いますが、「目的語」である「カレ」を「主語」にするときは、
カレは、私に愛される。
というふうに「受動態」を使います。
これが、日本語の基本。
ところが、この基本をまったくわかってないバカアナが、放送各局に急速増殖中なんですね。
これは、日本語にとって由々しき事態です。
筆者が、この48時間以内(この原稿は、5月24日に執筆しています)に耳にした局アナの日本語の中にも、出てくるわ、出てくるわ。耳についたのを、片っ端から挙げてみると、こんなふうでした。

「運行する」は、他動詞。「直通バス」はその「目的語」です。
「バスが運行する」などと言われると、「何を?」と言いたくなってしまいます。もちろん、バスがひとりで何かを運行するなんてことはあり得ないわけですから、正しくは、
「この温泉郷までは、直通バスが運行されています」
と言うべきところです。

オーイ、大丈夫か――と、頭を揺すりたくなるほど、ひどい日本語。
「公開する」も他動詞。もちろん、映画が何かを「公開」してくれるわけではありませんよね。なので、これも、
「水谷さん主演のこの映画、今週末に公開されます」
と言うべき。

オイ、スカイツリー、何すんねん! と、思わず叫びそうになりました。
言うまでもなく、「ライトアップする」のは人間。スカイツリーは「される」立場です。
正しくは、
「スカイツリーがライトアップされました」
です。これ、ジョーシキ!

もう、ウンザリでしょうが、もう少し、つき合ってくださいね。
これは、「ホルムアルデヒト」問題で、埼玉・千葉方面で断水が相次いだときのニュース報道。
ハイ。言うまでもなく「再開する」のは、水道局ですから、これも、
「今夜のうちには、水の供給が再開される予定です」
と言わなくてはなりません。
最後に、きわめつきの一発を!

しゃべっていたのは、「おバカぶり」が売りの某局のレポーター。
もう、笑っちゃいました。
「もの」が何を売ると言うんじゃ、このボケが!
とっとと家に帰って、「オッパイがもみました」とか言ってなさい。
ということで、まことにお粗末。
近頃、日本語を乱しているのは、「自」と「他」の区別もできない、おバカな局アナたちである――という話でした。

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