バカアナ御用達!その「…かどうか?」は余分です

「…かどうか?」
TVのワイドショーなどを見ていると、
繰り返し出てくるのが、このフレーズ。
しかし、最近のバカアナたちは、
このフレーズの使い方が、どう考えても、ヘン!
どこがおかしいのか、考えてみました。

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これを聞くたびに、「バカか、おまえは」と思ってしまう定型句があります。
それがコレ! 疑問文のお尻につける
《……かどうか?》
というフレーズです。
最近のTVでは、これをやたら連発するレポーターや局アナがいる。
たとえば、こんなふうにです。
「この事故調査委員会に、はたしてどこまで真相が究明できるかどうか、注意深く見守りたいと思います」
「○○選手の記録が、いつ頃までに達成できるのかどうか、ファン注目のシーズンが、いよいよ始まります」
きりがないので、これくらいにしておきますが、この日本語、おかしいですよね。
エッ、どこが?――と思った人は、もう一度、小学校の国語から勉強し直すことをおすすめします。
問題は、下線を引いた部分の組み合わせにあります。
もし、この言い方が、
「この事故調査委員会に、はたして真相が究明できるかどうか、注意深く見守りたいと思います」
「○○選手の記録が、今シーズン中に達成できるのかどうか、ファン注目のシーズンが、いよいよ始まります」
であれば、何の問題もありません。
問題は、「かどうか」の使い方なのです。
それがコレ! 疑問文のお尻につける
《……かどうか?》
というフレーズです。
最近のTVでは、これをやたら連発するレポーターや局アナがいる。
たとえば、こんなふうにです。
「この事故調査委員会に、はたしてどこまで真相が究明できるかどうか、注意深く見守りたいと思います」
「○○選手の記録が、いつ頃までに達成できるのかどうか、ファン注目のシーズンが、いよいよ始まります」
きりがないので、これくらいにしておきますが、この日本語、おかしいですよね。
エッ、どこが?――と思った人は、もう一度、小学校の国語から勉強し直すことをおすすめします。
問題は、下線を引いた部分の組み合わせにあります。
もし、この言い方が、
「この事故調査委員会に、はたして真相が究明できるかどうか、注意深く見守りたいと思います」
「○○選手の記録が、今シーズン中に達成できるのかどうか、ファン注目のシーズンが、いよいよ始まります」
であれば、何の問題もありません。
問題は、「かどうか」の使い方なのです。

これは、小学生でもわかる理屈です。
「……か、どうか?」は、答えが「YES」か「NO」かを問う場合にのみ使えるフレーズ。だれが見てもそうです。
英語で言うと、「Can you do it,or not?」の「,or not」の部分が「かどうか?」なんですね。
ところが、最初の例に出てきた疑問文だと、求められている答えは、「YES」「NO」ではありません。
「はたしてどこまで?」と問われたら、その答えは「徹底的にできるでしょう」とか「多少はできるかもしれません」とか「まったくできないんじゃないですか」でなくてはおかしい。「YES」「NO」ではなく、問われているのは「その程度」だからです。
「いつ頃までに達成できるか?」と問われたら、やはりその答えは、「YES」や「NO」ではなく、「夏ごろまでには」とか「年内には」と、その時期を答える回答でなくてはいけません。
こういう疑問文は、「疑問詞疑問文」と呼ばれます。
頭に「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どのように」「なぜ」などの疑問詞(英語で表すと「5W1H」になります)がつく疑問文です。
この疑問文に、「YES」「NO」を問う「……かどうか?」を付けるのは、どう考えてもミスマッチなわけです。
浴衣を着てハイヒールを履くくらい、おかしなミスマッチ。
これを近頃のバカアナたちは、平気でお使いになるのです。
飛べないくせに「バード」なんて気取っている某アナも、すぐキレる辛抱の足りない某アナも、もちろん、バカさ加減を売りにしているらしい天然系某アナも……。
というか、この言い方をし始めたのは、むしろ、彼らバカアナたちなんですね。
国民に正しい日本語を伝えるべきキミたちが、そんなことでどうする――と、耳にするたびに怒りを禁じ得ない管理人であります。

このような言い方がまかり通る背景には、「構文」というものに対するセンスの欠如があるのではないか、と私は思っています。
というより、最近の日本人は、この「構文能力」が明らかに低下している。
これは、国際的な学力調査でも指摘された問題点です。
なぜそうなったのか?
文を組み立てていく「構文」という作業には、「論理的に物事を考える」という能力が欠かせませんが、近頃の子どもたちは、知識の習得のほうに頭が向いていて、論理的能力を磨くという訓練をあまり受けてないような気がします。なので、議論もヘタです。
もうひとつ、こいつが怪しい――と私がニラんでいるのは、ケータイ・メールです。
ご承知のように、ケータイのメール画面は、長い構文に向いていません。
ほとんど、単語を並べただけのような、ショート・センテンスでないと、画面からはみ出してしまうからだと思うのですが、かく言う私も、ケータイで文章を打ち込んでいこうとすると、センテンスが短くなってしまいます。
「はたしてどこまで」と「できるかどうか」という、本来、結びつくはずのないフレーズが簡単に結びついてしまうのも、ひとつには、ケータイ文化のあしき影響と言えなくもない――と、私は思っています。
いずれにしても、「かどうか」の多用は、見苦しい!
「ね、今度、いつ会える?」と訊いた質問に対する彼女の答えが、
「今度、いつ会えるかどうか、ちょっといまは……」
なんてものだったら、私はその時点で、「次はないな」と思ってしまいますので、あしからず。

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