荒野のバラと谷間のユリ〈9〉 裏切りの香り…

バラの花束闘いは、女を求め、
女は「安心」を求め、2つは、いつもすれ違う。


会社の回答を拒否することが決まった翌日、
栞菜は部長たちと夜の銀座へ出かけた。
由美はボクをホテルでの夜食に誘った。
女たちの周りには、いつも、裏切りの香りが漂う…。



 連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第9章 
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この話は連載9回目です。最初から読みたい方は⇒こちらから、
   前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。

ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。机を並べて仕事する由美は、気軽に昼メシを食べに行ける女だったが、栞菜は声をかけにくい相手だった。その栞菜を連れ回していたのは、年上のデスク・小野田宏だった。栞菜には、いつも行動を共にしている女がいた。右も左もわからずこの世界に飛びこんだ栞菜に、一から仕事を教え込んだ稲田敦子。そのふたりに、あるとき、「ヒマ?」と声をかけられた。ついていくと、そこは新宿の「鈴屋」。「これ、私たちから引っ越し祝い」と渡されたのは、黄色いホーローのケトルとマグカップだった。その黄色は、ボクの部屋に夢の形を作り出す。そんなある夜、小野田に飲みに誘われた栞菜が、「松原クンも行かない?」と声をかけてきた。元ヒッピーだと言うママが経営するスナックで、ボクは小野田が、かつては辺境を漂白するバガボンドだったことを知らされる。その帰り、バガボンド小野田は、「一杯飲ませろ」と、ボクの部屋にやって来た。小野田は、黄色いマグカップでバーボンを飲みながら、自分の過去を語った。漂流時代にアマゾンを探検中、後輩を水難事故で死なせてしまったというのだった。やがて、年末闘争の季節がやって来た。組合の委員長・小野田は、「スト」を主張。書記のボクと副委員長の相川は、それをセーブにかかった。しかし、会社の回答は、ボクたちの予想をはるかに下回った――




 組合大会を開いて会社側の一次回答を拒否することが決まった翌日の夕刻、「S社」の広告部長が「済美社」にやって来て、『レディ友』の榊原編集長、有村営業部長と何やら首を突き合わせて会談を始めた。
 どうやら、一向に広告収入の上がらない『レディ友』の広告をテコ入れするために、方策を講じる相談でもしているらしかった。
 その席へ、グラフ担当の栞菜が呼ばれた。
 聞くとはなしに聞いていると、どうも、広告収入を稼ぎ出すために、カラーページでタイアップを増やそうか――という話をしているようだ。
 話の中に、「K化粧品」とか「銀座」という言葉が出てくる。
 「うちの雨宮は、クライアントには……」
 「あそこの宣伝部長、あなたと同じK大……」
 「きょうは、銀座で……」
 「じゃ、雨宮クンも……」
 そんな話が、断片的に聞こえてくる。
 やがて、S社の広告部長、有村営業部長、榊原編集長は、3人連れ立って席を立ち、その後に栞菜が従った。
 出て行く栞菜と目が合った。
 その目は「やれやれ……」と言っているようにも見え、「しょうがないでしょ」と言っているようにも見えた。

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「神権政治」を復活? 「神道政治連盟」の危険な陰謀

キング牧師の演説 若者たちへ。24の手紙    
「いま」を生きる若者たちへ、愛と連帯を込めて。

日本の保守政治には、いまだに亡霊たちが生息しています。
戦前の「国家神道」を復活させ、天皇中心の神権政治を
復活させようとする亡霊たちです。その中心になっているのが、
「神道政治連盟」という組織。その活動目的は――。


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 現政権の中核にいる閣僚のほとんどが、「神道政治連盟」に所属する議員たちである。
 ここにこそ、現政権の危険さがある。
 前回は、そういう話をしました。
 この「神道政治連盟」とは、いったい、どういう組織か?
 今回は、そこらへんから話をしてみようと思います。

祭政一致を目指す「神道政治連盟」という組織

 いまから45年ほど前。折しも、安保改定をめぐって、日本中の若者たちが過激な闘争を繰り広げていたその時期に、自民党の保守系議員を中心に、靖国神社を「国家護持」しようという動きが起こりました。
 戦前の軍国主義をリードした「国家神道」。その本体であった――とも言える「靖国神社」を、再び、国家の手で運営しようというわけです。「護持」と言っていますが、実際には「国家管理」しようとする法案です。
 これは、戦前の国家神道復活につながりかねないとして、当時の野党は猛反対。さらに、仏教界、キリスト教界、さらには、創価学会などの新宗教各派も反対の声を挙げ、それらの後押しを受ける与党議員の中からも反対の声が挙がったため、この法案は議員立法の形をとらざるを得なくなり、結局、審議未了のまま、廃案となってしまいました。
 このとき、あきらめきれない神社側が、「神道の精神を政治に反映させよう」として設立されたのが、「神道政治連盟」でした。
 その設立目的は、表向きは、「日本の歴史・文化・伝統を後世に伝えること」となっていますが、では、「日本の歴史・文化・伝統」とは何かと言うと、「天皇を中心とした神権政治」です。
 同連盟のホームページには、その活動目的が、以下のように記されています。

「神道政治連盟」が掲げる活動目的
・世界に誇る皇室と日本の文化伝統を大切にする社会づくりを目指します。
・日本の歴史と国柄を踏まえた、誇りの持てる新憲法の制定を目指します。
・日本のために尊い命を捧げられた、靖国の英霊に対する国家儀礼の確立を目指します。
・日本の未来に希望の持てる、心豊かな子どもたちを育む教育の実現を目指します。
・世界から尊敬される道義国家、世界に貢献できる国家の確立を目指します。

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外は濡れても中はまだ…。女性の体は時間差で濡れる

手と手 

「濡れてるから大丈夫」は、男の早合点?
外は濡れても中はまだ…な、女の体の秘密。


 性とエッチの《雑学》file.13改訂版   R15 
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。

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 濡れる。
 女性のそこが、潤ったような感じになり、手で触れるとヌルヌルする感じになることを、俗に、こう表現します。

 「ワ・タ・シ、こんなに濡れちゃった」と、女性が自ら告白する場合もあれば、「おまえ、もうビショビショだぞ」と、男性がリアルに描写してみせることもありますが、ま、とにかく、そこが「wet」な状態になり、男がそこにペニスを挿入することが可能な状態になることを表す言葉。それが「濡れる」なんですね。
 
 しかし――です。
 あまり、経験が十分でない男性は、この「濡れる」が、ほんとうはどういうメカニズムで起こり、その正体が何であるか――について、正確な知識を持っていません。
 女は、適当にさわったりしていれば濡れるものであり、手で触れてみてそこがヌルッとしていれば、「侵入OK」なんだと判断して、《ラブ注入》に取りかかったりします。
 ま、基本的にはそれでいいわけです。しかし、実は――

  これくらい濡れていればO大丈夫だろう。

 という男性の判断と、

  まだ、濡れてないわ。

 という女性の判断とが、ビミョーにずれる場合が珍しくありません。
 なぜ、そんなズレが生じるかというと、女性を濡らす俗に「愛液」と呼ばれるものが、単純に1種類の分泌液ではなく、複数あるからです。そして、それぞれの分泌のタイミングが、ビミョーに違っているからなのです。

 大きく分けると、女性がその泉から湧き出させる分泌液には、《膣の外部から出るもの》 と、《膣の中から出てくるもの》 ――この2種類があるのですが、これを理解してない男性が、けっこう多いのです。

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荒野のバラと谷間のユリ〈8〉 戦士に手を振る女

バラの花束闘いの炎に手を振る女もいれば、
それを鎮めにかかる女もいる。男はそれを……。


年末一時金をめぐって初の団交に向かうボクたちに、
栞菜は「ガンバって」と手を振った。しかし、
会社が示した回答は、予想を大きく下回った。
組合員からは「ストしかない」の声も挙がった――。



 連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第8章 
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ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。机を並べて仕事する由美は、気軽に昼メシを食べに行ける女だったが、栞菜は声をかけにくい相手だった。その栞菜を連れ回していたのは、年上のデスク・小野田宏だった。栞菜には、いつも行動を共にしている女がいた。右も左もわからずこの世界に飛びこんだ栞菜に、一から仕事を教え込んだ稲田敦子。そのふたりに、あるとき、「ヒマ?」と声をかけられた。ついていくと、そこは新宿の「鈴屋」。「これ、私たちから引っ越し祝い」と渡されたのは、黄色いホーローのケトルとマグカップだった。その黄色は、ボクの部屋に夢の形を作り出す。そんなある夜、小野田に飲みに誘われた栞菜が、「松原クンも行かない?」と声をかけてきた。元ヒッピーだと言うママが経営するスナックで、ボクは小野田が、かつては辺境を漂白するバガボンドだったことを知らされる。その帰り、バガボンド小野田は、「一杯飲ませろ」と、ボクの部屋にやって来た。小野田は、黄色いマグカップでバーボンを飲みながら、自分の過去を語った。漂流時代にアマゾンを探検中、後輩を水難事故で死なせてしまったというのだった。やがて、年末闘争の季節がやって来た。組合の委員長・小野田は、「スト」を主張。書記のボクと副委員長の相川は、それをセーブにかかった――




 「これから? ガンバってね」
 団交に向かおうとするボクたちを見つけると、雨宮栞菜は無邪気に手を振って見せた。
 「ガンバる……かよ」と、小野田宏は口の端に苦い笑みを浮かべた。
 たぶん、この男は、「ガンバれ」などというあいまいで無責任な言葉が、あまり好きではないのだろう――と、ボクは思った。
 「何をどうガンバれ――つーんだろうね」
 「ギャフンと言わせて来い、じゃないですか?」
 ボクが適当に答えると、横から相川信夫が言った。
 「そりゃ、要求貫徹して来い――だろう」
 「貫徹できると思うか?」
 「7割だろうな」
 相川がやけに具体的な数字を挙げるので、ボクも小野田も、「エッ!?」という顔で相川を見た。
 「S社の回答は、5・3カ月だったそうだ」
 S社は、「済美社」の株の6割を持つ筆頭株主で、事実上、「済美社」の親会社とも言える大手出版社だ。いくつかある関連会社が賞与を支給する場合には、相川によれば、S社の支給レベルを超えてはならない、という不文律がはたらく。たいていの場合、妥結額は、S社の7~8割というあたりで落ち着く。
 だから――と、相川は言うのだった。
 「勝負は、その7割をどこまで8割に近づけられるか――だな」
 S社の労組にも人脈を持つ相川は、おそらくはその伝手で仕入れたに違いない情報をちらつかせながら、手練れの活動家のように、ボクたちをリードするつもりでいるらしかった。
 しかし、会社から提示された回答は、相川の予想も、ボクたちの予想も、大きく下回った。

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社訓が立派すぎる会社は、社員を幸福にはしない



カラス 不純愛トーク  ――愛について、哲雄とAKIが語り合うトークスタイルの記事です。
Talk 哲雄 人間関係についての著作を手がける、エッセイスト。本ブログの管理人です。
with AKI 出張エステ嬢として働きながら、作家を目指す推定年齢アラサーの美女。

 第348夜   【本日のテーマ】 社訓が立派すぎる会社は、社員を幸福にできない
「商品世界」の「虚」に流されて、自分を見失わないためには、どんな仕事を選び、どんな職場を選択するかが重要。前回は、そんな話をしました。その選択にあたっては、その職場がどんな商品を世に送り出そうとしているか、そこで「働かせる人間」と「働く人間」の《関係性》がどうなっているかを、見抜く目が必要になります。そのポイントになるのは――。

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AKI この商品世界では、人は、自分が作り出す生産物との間に、本来、保ち得る「関係性」を、多くの場合、失っている。しかし、それには、程度の差がある。少しでも、失う程度を低く抑えようと思ったら、どんな仕事を選び、どんな職場を選ぶかが、重要である――と、前回は、確かそんな話をしたんでしたよね。

哲雄 お見事! よく覚えていらっしゃいました。

AKI その選択にあたっては、判断の基準とすべきポイントが2つあると、おっしゃいましたよね?

哲雄 ハイ。ひとつは、その職場が作り出そうとしているモノ、売り出そうとしている商品の「社会性」。そして、もうひとつは、「働かせる人間」と「働く人間」の「関係性」だ――と申し上げました。どちらから行きましょうか?

AKI では、作り出すモノ、売り出す商品の「社会性」のほうから。

哲雄 こちらは、わかりやすいと思いますよ。つい最近も、マンション建設に当たっていた会社が杭打ちのデータを改ざんしていた問題が発覚して、大問題になりましたよね。もしかしたら自分が就職する会社、現に勤務している会社も、そうした不正をはたらいているかもしれない。こういう企業に就職して、自分が作り出しているものが、社会的には「不正」とされる商品であった――となったら、商品を作り出す人間と商品の関係はどうなるでしょう?

AKI はたらく人間は、自分が関わった商品に誇りを感じられなくなるかもしれませんよね。もしかしたら、自分の仕事そのものに、誇りも、生きがいも、感じられなくなるかもしれない……。

哲雄 それどころじゃない。もしその会社が、「不正」と知りながら、そのような商品を世に送り出していたとなれば、その生産に携わった人間は、「ワルの片棒」を担がされたことにもなってしまうでしょう?

AKI その人が良心的であろうとすればするほど、罪の意識を抱え込むことになりますよね。内部告発に踏み切るっていう手もあるけど……。

哲雄 それができるのは、よほど肝の据わった人か、正義感の強い人でしょうね。そして、おそらくですけど、日本の社会では、そういう義憤を行動に移した人物は、同種の業界では煙たがられて、以後、活躍の機会を得られなくなるかもしれません。

AKI それが、日本社会の現実だとしたら、ちょっと悲しいですね。

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荒野のバラと谷間のユリ〈7〉 闘いの庭に咲く「貞操」

バラの花束会社との初めての闘いが始まる中、
ボクたちは、それぞれの恋をも闘っていた。


ストに逸る小野田と、多数派工作に走り回る相川。
その多数派工作は、特に由美に対して熱心だった。
ホレてるな…と感じさせる相川の態度だったが、
相川によれば、由美は貞操の堅い女だった――。



 連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第7章 
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ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。机を並べて仕事する由美は、気軽に昼メシを食べに行ける女だったが、栞菜は声をかけにくい相手だった。その栞菜を連れ回していたのは、年上のデスク・小野田宏だった。栞菜には、いつも行動を共にしている女がいた。右も左もわからずこの世界に飛びこんだ栞菜に、一から仕事を教え込んだ稲田敦子。そのふたりに、あるとき、「ヒマ?」と声をかけられた。ついていくと、そこは新宿の「鈴屋」。「これ、私たちから引っ越し祝い」と渡されたのは、黄色いホーローのケトルとマグカップだった。その黄色は、ボクの部屋に夢の形を作り出す。そんなある夜、小野田に飲みに誘われた栞菜が、「松原クンも行かない?」と声をかけてきた。元ヒッピーだと言うママが経営するスナックで、ボクは小野田が、かつては辺境を漂白するバガボンドだったことを知らされる。その帰り、バガボンド小野田は、「一杯飲ませろ」と、ボクの部屋にやって来た。小野田は、ボクの部屋の黄色いケトルとマグカップに目を留め、「女か?」と訊く。贈り主は明かすわけにはいかなかった。そのマグカップでバーボンを飲みながら、小野田が自分の過去を語った。「オレは、昔、人をひとり、死なせてんだよな」――




 「一度、ストをやろうぜ」という小野田委員長の年末闘争方針に、どちらかと言うと理論派である副委員長・相川信夫は難色を示した。
 「一度……って、ストは、一度やってみる――てなもんじゃないだろう。そういう冒険主義に組合員を巻き込むのは、どうもなぁ……」
 「一度ったって、一度きりってことじゃないんだからよ。ただ、あの連中には、最初にガツンとかましといたほうがいいような気がするぞ」
 小野田宏が「あの連中」と呼ぶのは、「済美社」の経営陣のことだった。社長と営業部長と出版部長の3人は、前の会社で起こった大きな争議の中で会社側の矢面に立たされ、結果的には、その責任を取らされて会社を辞めることになった――という経歴を持っている。その3人がライバル系列の大手出版社に拾われて設立したのが、「済美社」だった。
 「彼らには、十分に、ガツンと効いてるさ。組合を設立したという時点で、また同じことを繰り返しちゃいけない――つーんで、けっこうビクビクしてると思うよ」
 「ケツの穴の小さい連中だなぁ」
 「小野田と比べたら、たいていの人間のケツの穴は小さいさ。みんな、ちまちまと生きてるんだよ。彼らも、そしてオレたちもな」
 「まったく……」と言ったきり、小野田はそれ以上、「ストを」とは言わなくなった。「まったく」の後には、たぶん、「どいつもこいつも」という言葉でも隠されていたに違いない。
 スト権は確立するけど、行使は慎重に――という相川副委員長とボクの意見が、小野田の出鼻をくじいた形になった。ボクは少しだけ、そのことを小野田に申し訳ない、と思った。

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「デキてるふたり」を一瞬で見抜く方法

女の子ヘッドホン  男の本心・女の本心~33(改訂版) 

「あのふたり、デキてるんじゃないか?」――それを見抜く
簡単な方法があります。ここに挙げた観察ポイント、実は、
ふたりを「デキちゃった」にするために、応用もできるのです。


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 あのふたり、デキてるんとちゃうか?
 オフィスで、スクールで、街で、仲よく話をしている男女を目にするたびに、そんな想像をしてしまう方もいらっしゃるかと思います。
 ハイ、わたくし長住も、ヒマにまかせて……というか、いや、これも人間関係研究のためのフィールド・ワークのひとつと考えて、子細に観察させていただいております。

 今回は、その観察の結果、判明した「こいつらデキてる☆行動」をみなさんにご紹介しようと思うわけです。
 といっても、これ、何も、「○○と××はデキてるゾ」というウワサを流しまくっていただくために紹介するのではありませんよ。
 もっと、前向きな目的のために、その知恵を役立てていただきたいからです。
 そうです。

 人の目に、「あいつら、デキてる」と思わせてしまうような行動は、
 その人と「デキちゃった」になるためにも、
 きわめて有効な方法であるに違いない。


 そう考えて、ご紹介させていただくわけですから、みなさんもぜひ、これを「反面教師」として、あ、いや、「教本」としてご活用ください。
 では、いきます。

カラス【観察ポイント1】
そのふたりの行動はシンクロしているか?

 「シンクロ」とは「同調」ということです。
 これ、ものすごく重要な観察ポイントです。
 たとえば、ふたりがカフェで向かい合って座っているシーンを想像してみましょう。

〈1〉男が、グラスを口に運ぶ。すると、彼女もグラスを口に運ぶ。
〈2〉男がグラスを両手に持ったまま、「あのさ、オレ、思うんだけど……」と切り出す。
   すると、彼女も、飲みかけのグラスを両手で持ったまま、「ナニ?」と返す。
〈3〉男が、「おまえさ……」と、テーブルの上に身を乗り出す。
  すると、彼女も、「な~に?」と、身を乗り出す。
   →結果的に、ふたりの顔の距離が近づく。

 しばらく話し込んでいたふたりだが、

〈4〉男は、「ああ、どっか行きてェなぁ」と伸びをする。
   すると、彼女も、「ほんと、どっか行きたいねェ」と、同じように伸びをする。
〈5〉男が脚を組む。すると、彼女も脚を組む。

 まだまだありますが、このようにふたりがおたがいに相手と同じ行動をとることを「シンクロ行動」とか「ミラー行動(鏡に写すように同じ行動をとること)」と言います。
 こうした行動が頻繁に見られれば、このふたりは、相当程度、デキていると推測できます。

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荒野のバラと谷間のユリ〈6〉 傷だらけのバガボンド

バラの花束人を死なせたことがある。
バガボンドの告白に、ボクは言葉を失った。


「ちょっと一杯飲ませろ!」と、ボクの部屋に
上がり込んだ小野田は、黄色いケトルとマグカップを
目にして、「女か?」と訊いた。ボクは、なぜか、
その贈り主を小野田には隠さなくては――と思った。



 連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第6章 
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 4畳半と3畳の2部屋にキッチンが据え付けられただけのボクの2Kのアパートは、早稲田通りから細い脇道を少し下ったところにある。
 まだ、だれも来たことのないその部屋の最初の訪問者が小野田宏となったのは、ちょっと想定外の展開だった。
 「けっこう狭いなぁ」
 ズカズカと部屋に上がり込んだ小野田は、ボクの部屋をひと通り見回すと、正直すぎる感想を口にした。
 「ロックでいいですか?」
 「オウ。飲めれば何でもいいや」
 ぞんざいに答えながら、ボクの本箱をジロジロと点検する。
 「おまえ、退屈な本ばかり読んでんだなぁ」
 学生時代から読み続けているマルクスとエンゲルスだらけの本棚の中身を、「退屈」と言われて、ちょっとムッとした。
 しかし、問題は、ハーパーのロックを作ろうにも、それを注ぎ入れるグラスがボクの部屋にはないことだった。さて、何に入れたものか――と迷っていると、「オゥ、それでいいゾ」と小野田があごをしゃくった。
 小野田が目で指し示したのは、つい先日、栞菜たちがプレゼントしてくれたホーローのマグカップだった。
 まだ、だれとも一緒に使ったことがない黄色いマグカップ。そのカップをカチンと合わせることになった相手は、ボクが想像した相手とは、似ても似つかない相手だった。
 「ウン。うめェ。こういう酒は、こうしてワイルドに飲むのがいちばんだな。キャンプじゃ、いつもブリキのカップで飲んでたもんさ」
 「キャンプ……ですか?」
 「学生時代は、しょっちゅうやってた。世界の秘境みたいなところに出かけちゃ、野宿したり、キャンプしたりしてたからな」
 スナックのママ・蘭子が口にした「この人、アドベンチュラーだったから」という言葉を思い出した。

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男を感動させるキメ言葉、「初めて」と「いちばん」の使い方

手と手

デートに誘った相手が、聞けば感動するキーワードがあります。
それは、「初めて」と「いちばん」。特に男性は、女性から
この言葉を聞くのが、大好きなんですね。その理由――。


 愛の会話力レッスン   レッスン58(改訂版) 
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 意中の男性または女性と、初めてデートにこぎつけた。
 そんなときの会話の中に、ぜひ、取り入れてほしいキーワードがあります。
 それが、コレ!

 「初めて」と「いちばん」

 使い方はこうです。

  こんなおいしいお寿司を食べたの、初めてです。
  いままで見た夜景で、いちばんきれいな夜景だ。


 デートでこんな感想を聞かされると、誘った側は、文句なしに喜びます。
 男性も、女性も喜ぶのですが、特に喜ぶのは、男性のほうかもしれません。
 というのも、男性は好きなんですね、この「初めて」と「いちばん」が。男には、その女性の「初めて」になりたいという本能があり、すべてにおいて「順位」にこだわるという性質を持っているからです。
 この性質については、本シリーズの下記記事で詳しく解説していますので、よろしければ、ご参照ください。


 もちろん、女性の中にも、多かれ少なかれ、そういう性質はあると思っていいでしょう。
 ところが、この性質を知らない人の中には、せっかくデートに誘ってくれた人に対して、うかつにもこんなセリフを吐いてしまうんですね。

 会話例1  

 ごめんね。こんな煙っぽいところで。

 とんでもない。私、焼き鳥、大好きだから!

 そうなの? よかった、よかった。ホラ、女の子って、こういう煙が立ち込めてるところとか、苦手だと思ってたから。

 ウウン。私がいつも行ってるところなんて、もっと、煙もうもうだから。そこね、ナンコツがチョーおいしいの。今度、連れてってあげるね。

 そ、そうだね……。

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「美人」と言われるのは、損? それとも得?

不細工美人 不細工&不器用事典 〈27〉  「美人」と言われるのは、損? それとも得?

人から「美人」と言われると、あなたはどう思うでしょう?
「うれしい」と思う人もいれば、「ムッ」とする人もいます。
人から下される「美人」という評価は、損なのか、得なのか?
実はそれは、言う人間の動機によって変わってきます。


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 いいわね、あなたは「美人」だから。

 人からそんなことを言われたことがあるという人も、あるいは、だれかにそんなことを言ったことがあるという人も、いるかもしれません。
 女性だと「美人」ですが、男だと「イケメン」とか「二枚目」という言い方でしょうか。
 どちらでも同じだと思うので、以下は、「美人」に絞って話をしてみようと思います。

 「美人」という評価は、はたして、素直に喜んでいい「ホメ言葉」なのでしょうか?
 それとも、それは、あなたを敬遠する「忌み言葉」なのでしょうか?


 どちらもありだろう――と、私は思います。
 ふつう、人がある人間に向かって、「美人」という言葉を発するとき、人は、2つのスタンスを使い分けています。
 ひとつは、「客観的評価」として下す「美人」です。まるでコンテストの審査員のように、「どちらかと言うと美人」「まぁまぁ美人」「かなり美人」「すごい美人」というふうに、レベル評価とともに「美人度」の審判を下します。
 もうひとつは、「主観的評価」として下す「美人」です。こちらは、他のだれがどう言おうと、「ボクはあなたを美人だと思うよ」という「気持ち」を伝える言い方です。
 もし、あなたが言われる側だったら、どちらを言われたほうがうれしいでしょう?
 これにも、両方ある――と、私は思っています。

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荒野のバラと谷間のユリ〈5〉 無国籍な漂流

バラの花束ヒッピーだったママと、世界の秘境を漂流していた
バカボンド。ふたりの出会いには、秘密があった。


「おまえも何か歌えよ」と言われてギターを渡された。
歌ったのは、『コンドルは飛んでいく』だった。
小野田は、その原曲をペルーで聞いたと言う。
ママと小野田には、不思議な過去が感じられた…。



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この話は連載5回目です。最初から読みたい方は⇒こちらから、
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ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。机を並べて仕事する由美は、気軽に昼メシを食べに行ける女だったが、栞菜は声をかけにくい相手だった。その栞菜を連れ回していたのは、年上のデスク・小野田宏だった。栞菜には、いつも行動を共にしている女がいた。右も左もわからずこの世界に飛びこんだ栞菜に、一から仕事を教え込んだ稲田敦子。そのふたりに、あるとき、「ヒマ?」と声をかけられた。ついていくと、そこは新宿の「鈴屋」。「これ、私たちから引っ越し祝い」と渡されたのは、黄色いホーローのケトルとマグカップだった。その黄色は、ボクの部屋に夢の形を作り出す。そんなある夜、小野田に飲みに誘われた栞菜が、「松原クンも行かない?」と声をかけてきた――。




 ママがギターをかき鳴らしながら歌う『時には母のない子のように』は、その夜の4人の胸に染み込んだ。
 無国籍な曲だった。その無国籍性が、ママの風貌に合っている。そして、小野田宏にも合っているように見えた。しかし、それだけではないようにも見えた。
 しばらく、沈黙がボクたちの酒席を支配した。
 「おまえも、何かやれよ」
 言い出したのは、小野田だった。
 「私も聴きたい」と栞菜が言った。
 部内で開かれた飲み会の二次会で、一曲歌って以来、ボクがギターの弾き語りをやることは、社内では周知の事柄になっていた。
 しかし、何を歌えばいいのか……。
 ママからギターを受け取って、コードをストロークしているうちに、自然に曲が舞い降りてきた。

 I’d rather be a sparrow than a snail.
 Yes I would.
 If I only could,
 I surely would.

【参考】サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」~You Tubeより


 サイモンとガーファンクルが前年にヒットさせた『コンドルは飛んでいく』という曲だった。「カタツムリになるくらいなら、それを食らう雀になりたい」と歌う歌詞は、スペインに征服され、虐げられるインディオの嘆きの歌とも、抵抗の歌とも解釈することができた。
 ボクが歌い始めると、ママがタンバリンを手にして、リズムを取ってくれた。
 「いい曲だ……」
 歌い終わると、小野田が感慨深げに唸った。
 「オレは、その原曲を聴いたことがある」
 「どこでですか?」
 「ペルーだよ」
 「ペルー? 行ったことあるんですか?」
 「ありゃ、行ったなんてもんじゃないね。住んでたんだよね、しばらく。この人、アドベンチュラーだから」
 ママが横から口を出すと、小野田はチッチッと指を振って見せた。
 「どうせなら、バガボンド(放浪者)と言ってほしいね」
 どうやら、ヒッピーのママとバガボンドの小野田は、漂流先のどこかで出会ったらしい――と想像できた。そして、それは、どうやら日本ではないらしい。
 それを訊こうと思っていると、小野田が不意に言い出した。
 「マツよ、あれ、歌えるか?」
 「何ですか?」
 「琵琶湖周航の歌」
 ちょっと意外なリクエストだった。

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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

「自由な声」は、こうして、奪われていく!

キング牧師の演説 若者たちへ。24の手紙    
「いま」を生きる若者たちへ、愛と連帯を込めて。

日本は、ほんとうに、自由な言論が保障された
民主主義の国なんでしょうか? どうも私には、
そうは見えません。政府に批判的な新聞が「つぶせ!」と
圧力を受け、教科書が検閲を受けるこの国には……。


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 一時期、盛り上がるけど、後は、鎮静化されてしまう。
 それは、「政治運動」に付き物の宿命のようにも見えます。
 しかし、それでは、「よりよい社会」を作ろう――と声を挙げたみなさんの情熱は、あらゆるメディアを動員してキャンペーンを張る権力の意思に、押さえ込まれてしまうかもしれません。
 それを防ぐには、「政治運動」を「社会運動」にまで落とし込み、生きていく思想として確立する必要がある。
 前回は、そんな話をしました。
 今回は、その「思想」の話です。

「暴力団」さえ動員する権力の横暴

 社会の中に、自分たちの「意」に沿わない考え方をするグループがいると、権力は、必死に、その考え方が広がるのを阻止しようとします。
 戦前は、そういう考え方を口にしただけで、特別高等警察(特高)や憲兵隊が飛んで来て、「危険思想の持ち主」として身柄を拘束し、ひどいときには、拷問などによって、その人間を死に至らしめることもありました。
 いまは、曲がりなりにも「民主主義」を標榜する国家になっていますから、そこまで露骨なことはできません。
 国の組織が、直接、手を出す――ということはできませんが、そういうときに使える組織があります。
 たとえば、暴力団です。
 60年安保のときには、岸総理の意向を受けた暴力団が、学生のデモ隊にクギを打ち込んだこん棒などで襲いかかる――というようなことをやりました。同じ年には、ストライキ中の三池炭鉱労組に暴力団がやはりこん棒などで襲いかかり、労組員のひとりが暴力団員に刺殺されるという事件が起こりました。
 70年安保を目前にした日大闘争でも、理事長側に雇われた暴力団員が、バリケード・スト敢行中の全共闘グループに襲いかかったりもしました。
 しかし、こうした肉体的な妨害行動は、わりとわかりやすいので、「権力が自分たちを抑圧にかかっている」ということが、一般の国民や市民にも伝わります。
 問題は、目に見えない方法で、国民・市民の「不都合な考え方」を統制にかかろうとする動きです。

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テーマ : 愛し方・愛され方
ジャンル : アダルト

荒野のバラと谷間のユリ〈4〉 黄色いケトルとマグカップ

バラの花束その夢には形があった。
その形は、日に日に夢を想像に変えた。


栞菜が「引っ越し祝いに」とくれた黄色いケトルと
マグカップは、ボクの部屋に、ひとつの夢の形を
作った。そんなある夜、小野田に誘われた栞菜が、
「松原クンも行く?」と声をかけてきた――。



 連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第4章 
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この話は連載4回目です。最初から読みたい方は⇒こちらから、
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ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。机を並べて仕事する由美は、気軽に昼メシを食べに行ける女だったが、栞菜は声をかけにくい相手だった。その栞菜を連れ回していたのは、年上のデスク・小野田宏だった。栞菜には、いつも行動を共にしている女がいた。右も左もわからずこの世界に飛びこんだ栞菜に、一から仕事を教え込んだ稲田敦子。そのふたりに、あるとき、「ヒマ?」と声をかけられた。ついていくと、そこは新宿の「鈴屋」。「これ、私たちから引っ越し祝い」と渡されたのは、黄色いホーローのケトルとマグカップだった――。




 細い注ぎ口が鶴の首のように美しいカーブを描いて伸びた、黄色いホーローのケトルと同じ色のマグカップ2客。
 それは、まるで、その部屋を見てコーディネートしたもののように、ボクの新居のブルーとグリーンのカーテンを背景に浮かび上がった。
 すると、そのケトルで湯を沸かし、コーヒーを淹れたくなる。コーヒーを淹れると、そのカップで飲みたくなる。
 マグカップが、2客。
 もう1客は、だれが使う?
 黄色いマグカップでコーヒーを飲む、ボクともうひとりのだれか。
 頭の中でその姿を想像し、そして、いつの間にか、ボクはその光景が実現できる日を夢想し始める。
 それが、雨宮栞菜の魔法の正体だったのかもしれない。

 その魔法にかかっていいのか?
 ボクは少し迷っていた。
 栞菜を追い回している――と感じられる男が、ボクの視界に入るだけでも、少なくとも2人はいた。
 ひとりは、学生時代から栞菜を追い回しているらしい河合金治。
 そして、もうひとりは、「カンナ、行くゾ!」と彼女を夜の街に連れ出す、小野田宏。
 まだいた。表紙のデザインを担当していて、何かと言っては栞菜を呼びつけるグラフィック・デザイナーの亀山一郎という男。
 そんな男たちと揉み合いを演じながら魔法に溺れていくのは、骨が折れるなぁ――という気分もあった。
 しかし、雨宮栞菜の魔法は、日に日に、効いてきた。ボディブローのように……。

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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

モノを作る「生きがい」は、だれに奪われたのか?



カラス 不純愛トーク  ――愛について、哲雄とAKIが語り合うトークスタイルの記事です。
Talk 哲雄 人間関係についての著作を手がける、エッセイスト。本ブログの管理人です。
with AKI 出張エステ嬢として働きながら、作家を目指す推定年齢アラサーの美女。

 第347夜   【本日のテーマ】 モノを作る「生きがい」は、だれに奪われたのか?
私たちがこの世に残すことができる唯一のものは「関係性」。この「関係性」には、「人とモノとの関係性」もあれば、「人と人との関係性」もあります。しかし、近代以降の生産のしくみの中では、人が本来持つべき、モノを創り出す人間と作り出したモノとの間の「関係性」は、隠され、奪われてしまいます。奪っていくのはだれ? 今回は、近代人が喪失した「生産の喜び」は、いったいどこへ奪い去られたのか、という話をしてみます――。

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AKI 哲ジイが主張する「関係性」が大事だよ――という話、男選びでも、仕事選びでも言えることなんですね。

哲雄 ハイ。そのように申し上げたつもりです。

AKI でも、人間は、つい、「関係性」よりも「関係性によって得られる価値」に心を奪われてしまうとおっしゃいました。価値を重視するあまり、亭主を「役立たず」となじってしまったりする。

哲雄 保険金をかけてブッ殺してしまったりもします。

AKI そういうことが仕事の世界でも起こる――と、前回は、そこまで話を進めたんでございましたわね。

哲雄 ハイ。しかし、この話はちょっと複雑です。「価値」に目を奪われて、本来の「関係性」を構築できない――ということが、モノを「商品」として作る人間とモノの間でも起こります。しかし、それだけじゃない。働かせる人間(雇用主)と働く人間(労働者)の間でも起こるんですね。さて、どこから話を始めましょうか?

AKI じゃ、まず、モノを作る人間と作られるモノの間で起こる問題について。

哲雄 ようがす。AKIクンは、チャップリンの 『モダン・タイムス』 という映画をご覧になりましたか?

AKI TVで部分的に紹介されているのを見たことはあります。オートメ化され、分業化された工場で、次から次へとモノを作り出していく現代文明を皮肉ったような映画ですよね。よく覚えてるのは、来る日も来る日も、機械のネジを締める仕事をやらされていた主人公が、とうとうおかしくなって、女性のスカートのボタンを見て、つい、そのボタンを締めようとするシーン。笑っちゃったけど、あれって、人間とモノの関係が、分業化された工場労働の中ではおかしくなる――ってことを言ってるような気がしました。

哲雄 そのとおりですね。きょうのゲスト・コメンテータは、映画に詳しいAKIさんでした。

AKI て、終わりにしないでくださいよ。だから、人間とモノの関係性でしょ?

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テーマ : 愛し方・愛され方
ジャンル : アダルト

男のエロ神経を瞬殺する、彼女のひと言

手と手 

ストレスに弱いペニスは、彼女のちょっとしたひと言で
機能性障害を起こしてしまいます。そんな言葉とは?


 性とエッチの《雑学》file.156   R15 
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。

【今回のキーワード】 ED 海綿体 交感神経  345
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 前回は、『用もないのに「立つ」男、用があるのに「立たない」男』 という話をしました。頭の中でどんなに「エッチしたい」と願っても、ボッキのメカニズムが「オン」にならない、あるいは、せっかく「オン」になっていたものが「オフ」になってしまう場合がある――という話でした。
 「立たない」という不足の事態EDを引き起こす原因としては、「器質的」な問題(体の構造事態に不具合が生じている場合)もあるけれど、多くは「機能性」の障害である。そして、機能性障害を引き起こす元凶は、ほとんどがストレスであり、実は、そのストレスは、パートナーの女性によってもたらされることも多いのだ――と申し上げました。
 ここまで読まれた男性の中には、

 ン? オレが立たないのは、彼女のせい?

 と、思われた方も多いのではないかと思います。
 ハッキリ言いましょう。
 ここだけの話ですが、「彼女のせい」である確率は、一般的に言って、決して低くはありません!
 では、彼女のどんな態度、言動が、パートナーにストレスをかけ、そのチンチンを機能性障害へと導く可能性があるのか?
 今回は、ウブな筆者の数少ない経験と、豊富な伝聞の中から、えりすぐりの臨床例をご紹介してみようと思います。

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荒野のバラと谷間のユリ〈3〉 彼女を操る「魔女」

バラの花束彼女に寄り添う「魔女」のような女。
ふたりには、何か共有する秘密があるように見えた。


栞菜には、いつも行動を共にしている女性がいた。
右も左もわからずこの世界に飛び込んだ栞菜に、
仕事を一から教え込んだ稲田敦子という女だった。
ある日、ボクはそのふたりに街へ誘い出された――。



 連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第3章 
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この話は連載3回目です。最初から読みたい方は⇒こちらから、
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ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。机を並べて仕事する由美は、気軽に昼メシを食べに行ける女だったが、栞菜は声をかけにくい相手だった。その栞菜を連れ回していたのは、年上のデスク・小野田宏だった――。




 ボクたち新卒組にとって、いきなり放り込まれた女性雑誌の世界は、刺激の強すぎる世界でもあった。
 ふつうなら、見習いから始め、先輩社員たちの仕事ぶりを見て、やっと、自分の担当ページを持たせてもらえる――という手順を踏むのだが、「済美社」にはその余裕がなかった。
 4月に入社したばかりのボクたちも、いきなり、4月末の創刊に向けて、手に余るほどのページを持たされた。そして、いきなり、海千山千のプロたちと仕事をすることになった。
 編集者として仕事をする人間には、大きく分けると、2種類のタイプがいる。
 ひとつは、人に付くタイプ。仕事のできる人間に付いて、その力を借りていい仕事を仕上げようとするのだが、そのためには、相手といい関係を築いて、やる気を引き出す必要がある。
 もうひとつは、自分のプランやテーマに拘りを持つタイプ。自分が計画したとおりの仕事を仕上げるために、人を動かそうとするので、ときには考えの合わない相手とぶつかることもある。
 ボクはどちらかと言うと後者のタイプで、雨宮栞菜は前者のタイプ。戸村由美は、その中間と言えた。
 一緒に仕事をする人間との関係は、人に付くタイプの栞菜のほうが濃くなる。人間関係が情に左右されることも多くなる。そのぶん、大変とも言えたが、いい関係に恵まれさえすれば、仕事はラクになる――とも言えた。

 雨宮栞菜には、いつも行動を共にしている女がいた。栞菜とはひと回り以上歳が離れている。ひと時代前の女性月刊誌で、ファッションから料理まで、あらゆるジャンルを手がけていたベテランで、名前を稲田敦子といった。
 稲田敦子は、栞菜が担当するページをいろんな形でサポートしていた。栞菜が「カメラマンをだれにしようか?」と迷っていると、「それなら、この人、どう?」と自分の手持ちリストの中から若手の有望株を紹介する。ファッションの撮影場所に悩んでいると、「ちょっといい場所があるんだけど、見に行かない?」と、ロケハンに連れ出す。撮影のときには、自らスタイリストとして小物集めに駆け回ることもあり、入稿にあたっては、写真に添えるキャプションやクレジットをまとめたりもした。
 何でもできる稲田敦子という存在は、右も左もわからないままこの仕事に飛び込んだ栞菜にとって、頼りになる「ガイド」のようなものなのかも知れなかった。
 何をするにも一緒のふたりは、その名前を取って「アツカン・コンビ」と呼ばれるようになった。中には、「ふたりはレズなんじゃないか?」と勘繰る声もあった。

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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

彼女が口にする「イヤ!」の本気度を見抜く

女の子ヘッドホン  男の本心・女の本心~32 《改訂版》 

女性は、男の誘いに、しばしば「イヤ!」という言葉を口にします。
この「イヤ」は、どこまで本気で「イヤ」なのか?
今回は、その見抜き方を考えてみます。


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 「イヤよ、イヤよ」も「いい」のうち。

 ほんと、昔の人たちは、いいこと言わはりますなぁ。
 こういう言葉を耳にすると、いったい、この人は、どれくらいフィールド・ワークを重ねたんだろ――などと、不肖・長住は考えてしまったりするんですが、とにかく、私の経験に照らしてみても、この言葉は、ある程度、真実を言い当てている、と言っていいと思います。
つまり――

 女性は、「ほんとはOK」でも「イヤ」を言う場合がある。
 「イヤ」を言いながら、「OKさせてよ」と望んでいる場合さえある。


 本日は、これをテーマにしてみたいと思うわけです。
 こんなことを言うと、ある種の男たちは、「ホラな」としたり顔になるかもしれません。

いつも言ってんだろ。
  女なんてよ、口じゃ「イヤ」とか言っても、
  心の中じゃ、やられたがってんだからさ。
  黙って押し倒しちゃえばいいんだよ。


 私の先輩にも、こんなことを言う男がいましたが、これはこれでまた、いささか乱暴すぎる見解であろう――と、長住は思っています。
 こんなことを真に受けて、イヤがる彼女を押し倒しちゃったりしたら、それこそ「デート・レイプ」(この問題については、本ブログの「不純愛トーク」でも関連記事を掲載していますから、ご参照ください⇒『夫婦の間でも、レイプはレイプ?』ほか)として訴えられる――なんてことになりかねません。

 重要なのは、彼女が口にする「イヤ」のニュアンスをかぎ分けるセンサーが、あなたにあるかどうか、だと思います。
 さて、そのニュアンスですが――。
 女が「イヤ」や「ダメ」を口にするとき、その「イヤ」や「ダメ」には、おおむね、次の5ステージがある――と、わたくし長住は思っています。

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テーマ : 愛し方・愛され方
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荒野のバラと谷間のユリ〈2〉 誘う理由、誘えない理由

バラの花束メシに誘いやすい女と誘いにくい女。
男たちの好みは、2つに分かれた。


「ご飯、食べに行かない?」と、フレンドリーに
声をかけてくるユリの女・由美。年上の男たちからの
誘いに、子犬のようについていくバラの女・栞菜。
しかし、バラは、声をかけにくい女でもあった――。



 連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第2章 
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ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。1年先輩の相川信夫に「どっちが好きだ?」と訊かれたボクは、迷うことなく「栞菜」と答えて相川を驚かせた――。




 編集部に2人だけいる、新卒の女子編集部員。
 当然のように、編集部の男たちも、そして、そこに出入りするライターやデザイナー、カメラマンたちも、2人に何かとモーションをかけてくる。
 しかし、戸村由美は、男から見ると、ちょっと誘いにくい女だった。
 「ユミっぺ、ちょっと飲みに行こうか?」
 編集部の年上の男たちがそんな声をかけてくると、由美はまじまじと相手の顔を見ながら、問い返す。
 「どこへですか?」
 「どうして、また、私なんかを?」
 返ってきた理由が納得できるものであれば、応じないわけでもない。彼女が見せる態度は、そう言っているようにも見えたが、ちょっと口説いてやるか――程度の動機で声をかけてくる男には、彼女が「正当」と感じる理由を用意することができない。たいていの男は、その段階で、「こいつは、誘ってもムダだ」と悟った。
 しかし、納得できる理由のある相手だと、彼女は、わりとフレンドリーに食事に出かけたり、たまに飲みに出かけたりもした。
 ボクは戸村由美にとって、その「納得できる理由」のある相手のひとりだったのに違いない。
 「ご飯、食べに行かない?」
 昼になると、彼女は、しばしば自分から声をかけてきた。
 ボクと戸村由美は、同じ担当部署(企画班)で、机も隣り合っていた。その仕事ぶりが何かと比較されるようなライバル関係でもあった。
 どちらも緻密で繊細な作業を得意としていたが、ボクはそれを論理性やエンタテインメント性の上で実現しようと構成やビジュアルにこだわり、由美は情緒性や信頼性の上で実現しようと、一字一句にこだわった。
 似ているような仕事ぶりだが、そのテイストが少し違う――というのが、ボクと由美に関する周囲の評価だった。
 そういう特性を上もわかっていたようで、大御所に連載のエッセイを頼む――などという仕事は、たいてい、戸村由美の担当になった。そして、表紙打ちするような特集ものの担当は、ボクに回ってくることが多かった。そんな担当の違いを越えて、ときに戸村由美とボクは、おたがいの仕事をサポートし合った。
 ボクは、自分の特集で取り上げるべきコメンテータについて、「こういうことを言わせたいんだけど、だれかいない?」と、由美からヒントをもらったりした。由美は、「今度、○○さんにお茶の作法をしゃべってもらうんだけど、見せ方に悩んでるの」と相談を持ちかけてきたりした。
 戸村由美は、一緒にメシを食って楽しい女であり、仕事仲間として気の合う戦友でもあった。
 そして、もうひとつ――。

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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

愛が深まる 《2ビート話法》 のすすめ

手と手 

会話が一向にはずまないカップルがいます。その原因のひとつは、
「あいづち」が欠けているからです。相手が気持ちよく話せる
「あいづち」が打てる人間には、確実に愛が増量します。そのコツは?


 愛の会話力レッスン   レッスン57(改訂版) 
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 カフェなどで話しているカップルを観察していると、会話が全然はずんでないなぁ――と思う人たちがいます。
 「はずんでない」と感じるひとつのパターンは、会話がポツリ、ポツリ……とぶつ切れになっているパターン。こんな感じです。

 会話例1 

 きのう、××のライブに行ってきたんだよ。
 …………。
 ボーカルの××が、チョーよかった。
 …………。
 …………。(なんだ、聞いてないのか)

 もうひとつは、どちらかが一方的に話していて、相手は聞いているだけ、というパターンです。こちらは、こんな感じ。

 会話例2  

 きのう、××のライブに行ってきたんだけどさ、ボーカルの××が、チョーよかった。前から聞きたいって言ってたでしょ。だから、○子と一緒に行ってきたんだけどさ、あの××ってボーカル、チョー声が高くてェ、しかもハスキーなのね。なんか、胸の奥がジーンってなってェ。○子なんか、胸の前でこうやって手を組んで、ウルウルしちゃってェ~。そんでね、帰りにね……。(この後も、延々と話が続きます)
 …………。(長ェんだよな、こいつの話)

 どちらも、けっして、はずんでいるとは言いがたい会話ですよね。
 もうお気づきかと思いますが、この2つのパターンには、共通している特徴があります。
 それは、絶対的に「あいづち」が不足している――ということです。
 「あいづち」がないので、相手が自分の話を聞いているのかどうか不安になって、会話がプツリと途絶えたり、「あいづち」という「休符」がないので、一方の話が延々と続くことになったりしてしまうわけです。

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