不純愛トーク☆第10部~第15部 《目次》

不純愛トーク1001

愛は人類の

貴重な「発明品」
 

第1部 「結婚」と「売春」――第1夜~第34夜
第2部 「脳」と「恋愛」の不思議な関係――第35夜~第67夜
第3部 「愛」の哲学と人類学――第68夜~第98夜
第4部 男と女の「社会学」――第99夜~第152夜
第5部 「愛」と「性」を支配するからだのしくみ――第153夜~第177夜
第6部 「愛のかたち」を決める「価値観」の問題――第178夜~第203夜
第7部 「結婚」と「出産」の社会学――第204夜~第230夜
第8部 「西の恋」と「東の恋」――第231夜~第252夜
第9部 「恋愛」という「病」?――第253夜~第288夜
第10部 「結婚」と「社会」の神話――第289夜~第305夜
第11部 「女の色気」と「男の色気」――第306夜~第315夜
第12部 「義理」と「人情」――第316夜~第327夜
第13部 シェアの思想――第328夜~第346夜
第14部 国家と家庭とハラスメント――第347夜~第365夜
第15部 オスとメスとDNA――第366夜~第390夜
第16部 「愛」と「エゴイズム」――第391夜~第424夜
第17部 人類の罪は、いかに生まれ、どう成長したか?――第425夜~第439夜
第18部 エゴイズムの誕生――第440夜~第×××夜


 第10部   「結婚」と「社会」の神話 
第289夜☆「美談」は、だれが、何のために作るのか?
第290夜☆「シンデレラ」は、ほんとは、残酷な物語だった…?
第291夜☆シンデレラの靴は、なぜ、脱げたのか?
第292夜☆「灰まみれ」を「シンデレラ」にした政治的理由
第293夜☆弱きをくじき、強きにへつらう「町奴ジャーナリズム」
第294夜☆「階級」はいかにして「差別」を生み出すのか?
第295夜☆なぜ、ユダヤ人は「差別」されたのか?
第296夜☆「肌の色」が「差別」の理由になった時代
第297夜☆アメリカ南部に揺れる「奇妙な果実」の話
第298夜☆キング牧師と「人種差別」について、私たちが知っておくべきこと
第299夜☆キング牧師が訴えた「Dream」の中身は…?
第300夜☆日本に永住する「異邦人」=「在日」
第301夜☆なぜ日本人は、「在日」を差別するようになったのか?
第302夜☆「天孫降臨」したのは、韓国人…?
第303夜☆日本と韓国は「一衣帯水」――の意味
第304夜☆「心」まで奪おうとした日本帝国主義の「愚」
第305夜☆「差別」や「いじめ」を生み出すのは、「弱い心」

 第11部   「女の色気」と「男の色気」 
第306夜☆やたら「いい女」を「彼女」にしたがる男の心理
第307夜☆あえて「ブス」に手を出す男の心理
第308夜☆「意外」と感じれば、「ぽっこりおなか」さえもセクシーである
第309夜☆「セクシー」と「色気」は、似ているようで少し違う
第310夜☆恋愛の「過去歴」は、「秘するが花」
第311夜☆「過去のドア」は、細めに開けてチラ見せ…がいい
第312夜☆「嫉妬」は、はたして、人生のエネルギーになるか?
第313夜☆「嫉妬」が「危険なエネルギー」に変わる2つの形
第314夜☆好きな相手の「幸せ」を願う気持ちは、どこから生まれる?
第315夜☆憎しみ合う「別れ」からは、何も得るものがない

 第12部   「義理」と「人情」 
第316夜☆「愛し方」と「生き方」がぶつかり合う不幸について
第317夜☆「お金」のために「理想」を捨てるのは、男よりも女…!?
第318夜☆「義理」と「人情」を秤にかける男の生き方
第319夜☆「義理」の戦士には、聖母の「人情」が必要…?
第320夜☆キャラメル・ママの「人情」と若者の「正義」
第321夜☆「自虐史観」と口にする人たちの「小児病」
第322夜☆男も女もダメにする「××してくれない」という「依存症」
第323夜☆妻を殴る夫の「依存症」、殴られる妻の「依存症」 
第324夜☆体罰教師、鬼コーチが横行する、日本社会のDV体質 
第325夜☆日本人が「組織」という「神」に利用されてしまう理由 
第326夜☆なぜ日本では、「〇〇家」と「××家」の結婚式になるのか? 
第327夜☆「タテの社会」を「ヨコ」にする、という考え方 

 第13部   シェアの思想 
第328夜☆生涯未婚、少子化の妙薬? 結婚&育児に「シェアの思想」 
第329夜☆「シングル・マザー」に「ジジ・ババ」の愛を 
第330夜☆ハーフ・ワイフ。妻はおふたり様にひとりずつでいい? 
第331夜☆分譲住宅は、国を滅ぼす、社会を殺す! 
第332夜☆シェア・ハウスの男と女。その「夢」と「現実」 
第333夜☆「シェア・ハウス」では、居住者同士は恋愛禁止…? 
第334夜☆ジジババ保育、妻共有…こんな「シェア」があったらいい 
第335夜☆妻の人数が「投資額」で決まる 《一夫多妻制》 
第336夜☆女3人集まって、男を「飼う」…… !? 
第337夜☆現代でも通用…? 夫が通ってくる「妻問婚」 
第338夜☆「通い」の夫なら、複数いてもいい…? 
第339夜☆「婿取り」は、なぜ、「嫁取り」に変わったのか? 
第340夜☆愛さえあれば「地味婚」のほうがいい。その理由 
第341夜☆「地味婚」は、はたして「損」か「得」か? 
第342夜☆缶ビールに塩マメの「チョー地味婚」 
第343夜☆「汚れたセレブ」となるよりは「良心的プア」がいい 
第344夜☆「虚」で「虚」を生み出す生活は、もう止めようよ! 
第345夜☆この世に残せる唯一の生きた証は、「関係性」 
第346夜☆亭主の「使用価値」と「交換価値」 

 第14部   国家と家庭とハラスメント 
第347夜☆モノを作る「生きがい」は、だれに奪われたのか? 
第348夜☆社訓が立派すぎる会社は、社員を幸福にはしない 
第349夜☆社員に「服従」を強いる「ファミリー企業」のワンマン体質 
第350夜☆ワンマン会社は、ハラスメントのデパートメント 
第351夜☆あらゆる「ハラスメント」の源流は、霞が関にあり! 
第352夜☆しごきの源流。兵隊の命をコスパで量った旧軍隊 
第353夜☆「マイホーム主義」こそ、「家ハラ」を生み出す元凶 
第354夜☆人はなぜ、「旗」のもとに集まろうとするのか? 
第355夜☆「愛国心」と「愛郷心」は、まったく別物である 
第356夜☆そもそも、人と人は、なぜまとまろうとするのか? 
第357夜☆経済はグローバル。なのに「国」は増え続ける不思議 
第358夜☆エリートは「国」を飛び出し、非エリートは「国」にしがみつく 
第359夜☆「大きな政府」と「小さな政府」。どっちが国民を幸せにする?
第360夜☆日本は、まだ、「近代以前」…?
第361夜☆なぜ、日本では、「王朝の交代」が起きなかったのか?
第362夜☆日本人は、なぜ、「お上」に弱いのか?
第363夜☆「空気」を読みすぎると、「病気」になる…?
第364夜☆「空気」を作り出すのは「醜い欲望」
第365夜☆「連帯」を求める心と「孤立」を恐れない精神

 第15部   オスとメスとDNA 
第366夜☆「ヒモ」化したオスの末路は「ホームレス」
第367夜☆「草食化」は男と女の「性的自殺」である!
第368夜☆「絶滅危惧人種」日本人の、貧弱な性生活
第369夜☆日本人がSEXを面倒くさがるようになった理由
第370夜☆男と女から「スキンシップ」を奪う「清潔主義」
第371夜☆「純潔」を叫ぶ精神は、危険!
第372夜☆人を「不寛容」に駆り立てる「虎の威」の正体
第373夜☆「不寛容」は、「利己的な家族」から生み出される
第374夜☆家族の「エゴ」を大量生産する「組織のエゴ」
第375夜☆「幸せな家族」は、なぜ、みんな似通って見えるのか?
第376夜☆「タバコ」と「不倫」は、なぜ、執拗に叩かれるのか?
第377夜☆「モノ」な恋愛と「ポリ」な恋愛
第378夜☆なぜ、人類は「一妻多夫」を選ばなかったのか?
第379夜☆「妻の数」が「財力」に比例する「一夫多妻」の世界
第380夜☆「1億総活躍」すれば、「一夫一妻制」は崩壊する?
第381夜☆「財産」を守るために選ばれた「一夫一妻」という制度
第382夜☆「姦通罪」は、なぜ、消滅したのか?
第383夜☆「不倫たたき」は、財産を守る行動?
第384夜☆妻が産んだ「夫以外の男の子ども」の運命
第385夜☆不倫相手の人妻にデキた子。男はその父親になれる?
第386夜☆男が「ひとの妻」にホレる理由〈1〉 救い主本能
第387夜☆男が「ひとの妻」にホレてしまう理由〈2〉 慈母願望
第388夜☆男が自分の妻を「愚妻」だの「ブス」だのとけなす理由
第389夜☆夫は妻の「性能」を評価し、妻は夫の「効能」を評価する
第390夜☆「獲得」にこだわる男と「関係」を重視する女は、いつもスレ違う

 第16部   「愛」と「エゴイズム」 
第391夜☆女を奪い合い、金を領土を奪い合う「強欲」な男たち
第392夜☆「強欲」を「抑制」する思想と「野放し」にする思想
第393夜☆日本人を「拝金主義」に走らせたバブルという時代
第394夜☆安易に「同調」するより、「あいまい」を貫くほうがいい
第395夜☆同調すると危険! あなたを取り巻く「悪意」の正体
第396夜☆「悪意」に引き込まれないための「ニュートラル話法」
第397夜☆「そうだねェ」より「ウン、わかる」と言ってくれる友がいい
第398夜☆「評価」されたい人と「理解」されたい人の、ちょっとした違い
第399夜☆「神」なき国=日本人の神は、「恥」と「外聞」
第400夜☆東アジアの「道徳」は、「身内原理」
第401夜☆「天皇」を「親」にした明治人のワル知恵
第402夜☆「油まみれの黒い水鳥」がついた「ウソ」
第403夜☆カメラはあなたにウソをつく
第404夜☆「貧乳」も「巨乳」に見せるレンズのウソ
第405夜☆「インスタ」という「ハエ」は、ちとうるさい
第406夜☆ネットに走る「リアルが足りない」人たち
第407夜☆人から「リアル」を奪い続けた「経済のしくみ」
第408夜☆「愛するリアル」も失われていく…?
第409夜☆「愛の詩」は、やがて、歌われなくなる?
第410夜☆「リアルな恋愛」は、このまま、滅んでいくのか?
第411夜☆「恋愛エナジー」は、どこへ消えていく?
第412夜☆「手塩」を「気持ちわるい」と感じる人々
第413夜☆「人間力」は「劣化」する…?
第414夜☆「敬語」で話す恋人たち
第415夜☆言葉を「狩る」文化は、危険だ!
第416夜☆「恥」を恐れる気持ちが、言葉を封殺する
第417夜☆「家の恥を隠す」が先か、「個人の恥を隠す」が先か?
第418夜☆私には「原罪」となった「恥」がある
第419夜☆人を隠蔽に走らせる「9つの恥」
第420夜☆「グチ」を言う人々が「隠蔽」しようとするもの
第421夜☆ヘイトを振りまく「非社会」な人々
第422夜☆手柄話と告げ口で作られる「集団感情」
第423夜☆あなたへの「悪意」はこうして拡散する
第424夜☆「悪意」を生む社会と「善意」を生む社会

 第17部   人類の罪はいかに生まれ、どう成長したか? 
第425夜☆人はなぜ、「楽園」を追放されたのか?
第426夜☆「所有」という原罪は、農業とともに始まった
第427夜☆はじめは、「金持ち農民A」と「貧乏農民B」のちょっとした差
第428夜☆「帝王」が生まれるには「奴隷」が必要?
第429夜☆植民地の反乱。北米と南米ではどこが違った?
第430夜☆南米の征服者たちは、なぜ、土着化したのか?
第431夜☆ベトナムの独立は、なぜ、泥沼化したのか?
第432夜☆「反戦の時代」がボクたちに残したもの
第433夜☆「フォークソング」が歌われた時代
第434夜☆「反戦フォーク」から「四畳半フォーク」へ
第435夜☆「政治の季節」は、なぜ、終わったのか?
第436夜☆矛盾に満ちた社会をそれでも生きていく――という歌
第437夜☆21世紀の音楽から失われていったもの
第438夜☆言葉を練る人間がいなくなった
第439夜☆スマホは人を「個の空間」に閉じ込めた

 第18部   エゴイズムの誕生 
第440夜☆空気と水と土地は、所有してはいけない
第441夜☆「土地所有」を「私権」と言い張るエゴイズム
第442夜☆タワーマンションは国を亡ぼす
第443夜☆あなたは「タワマン」で死ねますか?
第444夜☆「タワマン」は、地域社会を破壊する!
第445夜☆住めば都…とはならない、タワマンの現実
第446夜☆「マイホーム」は、いつから日本人の夢になった?
第447夜☆「借金して家を持つ」が当たり前になった社会の怖さ
第448夜☆国土は処理できない「私権」の「墓場」となる
第449夜☆明治が作った、醜い地主国家=日本
第450夜☆土地の「私有」は人類の「原罪」である

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人の目に映るあなたは「どんな人」?☆INDEX

ガラス玉と美女「隠したい自分」の隠し方
でわかる《自己分析テスト》

「人の目に映るあなた」
は、ホントは、
どんな人?

 
 記事一覧 

「他人の目」は、あなたを
あなたが期待したとおりには
見てくれません。
「自分の目」の期待値と、「他人の目」の批判値は、
なぜズレてしまうのか?
心理テストを使って、そのズレの秘密を
探ってみます。


読んでみたい記事のタイトルをクリックしてください。

 chapter1  「人の目」は、ほんとは大いに気にすべきである
 chapter2  だれの心にも、4人の「隠したい自分」がいる
 テスト1  テスト/あなたが「隠している自分」の正体を探る
 テスト1診断  あなたが「隠している自分」の正体
 テスト2  「イヤな自分」の隠し方をテスト
 判定表  「隠したい自分」の「隠し方」でわかる《あなたの見え方》
 タイプ1  「強い自分」を見せようと虚勢を張る《強がりタイプ》
 タイプ2  「弱い自分」を反省し、鍛える《修行タイプ》
 タイプ3  だれかの陰に隠れて自分を守る《依存タイプ》
 タイプ4  「醜い自分」を美しく見せようと奮闘する《粉飾タイプ》
 タイプ5  「醜い自分」を受け入れ、虚心に生きる《清貧タイプ》
 タイプ6  「不格好」な自分から逃げてラクに生きる《享楽タイプ》
 タイプ7  自分の「ズルさ」を仮面でごまかす《偽善タイプ》
 タイプ8  ズルい自分をまるで罰するように生きる《求道タイプ》
 タイプ9  損か得かに走って「ズルい自分」を隠す《実利タイプ》
 タイプ10  人の世話を焼いては「冷たい自分」を隠す《干渉タイプ》
 タイプ11  愛していると簡単には言えない《虚無タイプ》
 タイプ12  深いつき合いを避ける《淡泊タイプ》
 終章  人は、あなたが期待するようにはあなたを見てはくれない



   筆者の官能小説、電子書店から発売しました!   

盆かか表紙盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。

2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
Kindle でお読みになる方は、ここをクリック。
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   既刊本もどうぞよろしく    写真をクリックしてください。

   

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その男(女)が、生理的に苦手…な理由


 不純愛トーク   第271夜 
 前回、「この人、ダメ」を作り出すのには、「恋愛免疫」が関与しいるのかもしれない――という話をしました。もうひとつ考えられるのは、「DNA説」。もしかしたら、「ダメ」、特に「生理的にダメ」」の背景には、DNAに書き込まれた「何か」があるのかもしれない。今回は、そんな「文化人類学的」な話をしてみたいと思います――。

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ここに幸あり、ラブサーチ


AKI 前回は、恋愛にも免疫ってものがあるんじゃないか――という話をしたんですよね。私たちって、よく、「私は免疫ができてるから平気」なんていう言い方をしますけど、哲ジイに言わせると、「免疫ができてるからダメ」なんですよね?

哲雄 私によると――じゃなくて、言葉の意味としてそうだってことです。「免疫ができる」ということは、「抗体が作られる」ということです。抗体が作られれば、抗原抗体反応を起こします。その抗原が体に入ってくるたびに、体は強烈な反応を起こすわけですね。これは、恋愛免疫の場合も同じだとお考えください。

AKI じゃ、私、この手の男は、もう慣れちゃったから平気――っていうのは?

哲雄 それは、「免疫ができた」じゃなくて、「耐性ができた」ってことじゃないですか?

AKI そっか……耐性かぁ……。ね、哲ジイ、よく男も女もだけど、「この人、ダメ。生理的に受けつけられない」って思うタイプがいるじゃないですか?

哲雄 いますねェ。

AKI エッ、哲ジイもいるんですか?

哲雄 そりゃ、人間ですもの。「生理的にダメ」のひとりやふたりはいるでしょうよ。

AKI たとえば?

哲雄 そんなの、言えませんよ。個人情報だし……。

AKI ズルーイ! ひとのは訊き出すくせに。ちょっとだけ、教えてくださいよ、参考までに。
 
哲雄 じゃ、ちょっとだけよ――なんちって。過去、出会った女性の中で、どうしても、この人、ダメ――って思ったのは、下を向いたときに、おなかの肉というか、脂肪というか、皮膚というか、それがビヨ~ンと垂れ下がるような人。

AKI 引退間近の雅山のような……?

哲雄 雅山は垂れてなんかいませんよ。ただ、太っているだけで。そんなんじゃなくて、もうほとんど力のない皮膚と脂肪の組織が、ビロロ~ンと垂れ下がるような方。

AKI 要するに、肥満がダメなんですね?

哲雄 いや、肥満そのものがダメなんじゃなくて、この人、どれだけ怠惰な生活を送ってるんだろう――と思わせるようなたるみが、イヤなんです。

AKI ああ、それ、わかります。私は、男の人の大きなお腹って、どっちかって言うと好物なんだけど、ブヨ~ンってたるんでるのはダメ。他には?

哲雄 まだお尋ねになるんですか? ま、強いて挙げるとすれば、しゃべると歯茎がむき出しになる方とか、極端に脚の細い方とか、意図的に肌を黒く焼いておられる方とか、体に穴を開けて装飾品をぶら下げておられる方(耳ピアスを除く)とか、強い香水をお着けになっておられる方とか、そばを一本ずつお食べになる方とか、手で煙(タバコの…です)を追い払うしぐさをされる方とか、歩道橋を上るときにノートやファイルやマガジンでお尻を隠そうとするミニスカートの女性とか、市場のオヤジのようなしゃがれ声でお話しになる方とか、アルコール分解酵素がGGタイプの方とか、それに……。

AKI ス、ストップ! 何が「強いて挙げるとすれば」ですか! そんなにあるんですか、「生理的にダメ」が?

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「カサブランカ」の歌姫4-4 野良猫を待つ男がいる

蓄音機「キミにはボーイフレンドはいないのか?」
私の質問に、サラは「いるよ」と答えた。
男は、南米で農園を営みながら、
自分の帰りを待っていると言う。もし、その男が、
私とサラの関係を知ったら――?


 連載   「カサブランカ」の歌姫   ファイル-4 サラ〈4〉  
         【リンク・キーワード】
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この話は、連載25回目です。この小説を
  最初から読みたい方は、こちら から、前回から読みたい方は、こちら からどうぞ。


 「荻野ちゃん、お願いがあるのよ」
 鈴原がおネェ言葉で「お願いが」と切り出すときには、たいてい、よからぬことを言い出す。思ったとおりだった。
 「あのさぁ、預かってもらってるサラちゃんのことなんだけどさぁ」
 本人もあっちこっち探し回っているようだし、自分もいろいろ当たっているのだが、外国人となると、ゲストハウスぐらいしか入れるところがない。しかし、なかなかいいところがない。「もう1週間だけ預かってくれないか?」という話だった。
 そうじゃなくて、あんたがギャラを払ってないからじゃないの――と言いたいところだったが、それは訊かないでおいた。
 私の頭の中には、最悪のシナリオが浮かんでいた。
 ひとつは、「もう1週間」「もう1週間」と鈴原に頼み込まれて、サラの滞在が長期に及び、最後には無理やり追い出すしかなくなる――というシナリオ。
 そしてもうひとつは、サラが私と生活を共にしているという状態が既成事実化して、ふたりが事実上の「内縁関係」ということになってしまう――というシナリオ。
 どちらも、避けたいシナリオだった。

            

 サラが私の部屋にやって来て、ちょうど1週間が経つ。
 私の部屋のベランダに、いつの間にか、当たり前のように干されるようになった、原色のシャツやパンツや下着。最初は、「カンベンしてよ」と思ったその景色が、私の日常になりつつあった。
 彼女が使った後のドレッサーに飛び散った歯磨きペーストを拭き取る作業も、彼女のためにメシを作ってやる仕事も、日が経つにつれて苦痛ではなくなった。
 夜になると、私の布団にもぐり込んでくるサラの熱を帯びた肌。その肌を枕のように抱いて寝ることが、いつの間にか、私の夜のルーティンにもなっていた。
 しかし、それらを私の日常として定着させてしまう気は、私にはなかった。
 ある夜、私は、サラに訊いてみた。
 「ねェ、サラ。キミには、ボーイフレンドとかいないの?」
 返ってきた答えは意外だった。

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テーマ : 官能小説
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緩い急行、遥かな愛〈16〉 東と西。ふたつのクリスマス、ひとつの祈り



追憶   連載小説 
 緩やかな急行、遥かな愛
  1966~75
 「急行霧島」が運んだ
 「愛」と「時代」
  第16章 

ベトナムのために祈ろう。そうして
集まった大学キリスト者の集会は、
何も決められないまま、幕を閉じた。
ただ、関東のグループと
関西のグループは、クリスマスに
それぞれの行動を計画した――。

157 この話は連載17回目です。この話を最初から読みたい方は、こちらから、
前回から読みたい方は、こちらからどうぞ。
 ここまでのあらすじ  横浜の大学から福岡へ帰省する私は、京都の女子大から鹿児島へ帰省する上園雅子と、「急行・霧島」で同席することになった。やがて迎える政治的激動の時代への序章。列車の中で私たちは、季節労働者に違いない赤鉢巻の男と同席するが、男が岡山で下車すると、私たちの距離は、少し縮まった山陽路の暗い闇を走る間、私たちは睡魔に襲われ、夢路の中で手をつなぎ合った。聖書を片手にしながら、大学の合唱団に所属する私と昌子。しかし、ふたりのキャンパスにも、静かに政治の風が吹き始めていた。ベトナムでは米軍の北爆が激しさを増し、各地で反戦運動が起こっていた。そんな中、私が所属する合唱団は演奏旅行をやることになり、その最終日、京都で昌子たちの合唱団とジョイントすることになった。「どうせだったら、京都で一泊すれば」と言い出したのは、昌子だった。昌子が手配した宿は、K大の学生寮だった。案内した高城は、昌子をオルグしようとしている高城という男だった。寮に着くと、高城は、「こんなの見たことあるか?」と、一冊の小冊子と酒を持って部屋にやって来た。「火炎瓶は投げるか、投げないか」をめぐって、私と高城は論争し、そのうち、私は酔いつぶれた。翌朝、迎えに来た昌子は、ふたりの酒を責め、翌日の京都見物を「哲学の道」の散策に切り替えた。「愛に思想は必要か?」と問う昌子と私は、鴨川の川辺で暮れなずむ京都の街を眺めながら、唇を重ね合った。 その秋、学生デモ隊がヘルメットを被り、角材を手に機動隊とぶつかり合う事件が起こり、京大生がひとり、命を落とした。一気に「政治化」するキャンパス。そんな中、キリスト教系学生の全国大会が開かれ、リベラル派と保守派がぶつかり合った。そんな中で立ち上がった昌子の祈りを、私は美しいと思った。そんな私に突然、落合牧師が訊いてきた。「キミは昌子クンをどう思ってますか」と――



 結局、「大学キリスト者全国協議会」は、何も具体的なことを決められないまま、閉会することになった。
 具体的なことは決められなかったが、ベトナムに一日も早く平和が訪れるように、それぞれがそれぞれの方法で祈ろう――という意思統一だけはできた。

 関東甲信越地区と東京地区は、私やT大の楠本ら有志の発案で、クリスマスに「ベトナムの平和を祈るクリスマス集会」を教会で開いたあと、都内をデモ行進しよう、という話になった。
 関西地区では、落合牧師らの発案で、クリスマスに、「24時間キャンドル・サービスforベトナム」を大阪駅前あるいは繁華街のどこかでやろう、という話になった。24時間、キャンドルを灯しながら座り込んで、平和のメッセージを訴え続けようという話だ。

 「クリスマスは、バラバラ……」

 昌子はちょっと残念そうな顔をしたが、すぐにその顔が輝いた。

 「でも、私たちの祈りはひとつになるよね。ひとつになって、世界中のいろんな人たちの祈りと溶け合って、それから……」

 そこで、昌子は口をつぐんだ。
 昌子の過剰な想いに、そこでストップがかかった。ストップをかけたのがだれだったのか、何だったのか……ボクにはわからなかった。

 「ひとつだけ約束してくれる?」
 「何……?」
 「キミが祈るときに、ほんのちょっぴりでいいから、ボクのことも祈ってくれる?」
 「ウン、必ず。秋吉クンも、ちらっとでいいから、私のことを祈ってくれる?」
 「デモのシュプレヒコールの中に、そっと潜り込ませて叫んでおく」
 「エーッ、シュプレヒコールで叫んじゃうの? 私の名前を?」
 「まさか……。でも、ボクが『ベトナムに』と叫ぶときには、その中に『昌子に』も含まれてる。そう思って叫ぶから」
 「ありがとう。じゃ、いいクリスマスを」

 私たちは、そうして箱根を後にした。
 別れ際に、落合牧師が私の手を握りながら言った。

 「時間があったら、ボクの教会にも来てくださいね。うちは、変な宣教師、呼んだりしませんから」
 「今度、京都に行くようなことがあったら、教会に泊めてもらいます。宿賃は払えないけどいいですか?」
 「もちろん、いつでも歓迎です。その代わり、やってもらいたいことがあるんですけど……」
 「な、何でしょう?」
 「教会の屋根の十字架を磨いてほしいんです」
 「止めたほうがいいわ」と、横から昌子が口を出した。
 「うちの教会の屋根、ものすごく高いのよ」
 「そりゃ、ダメだ。ボク……実は、高い所はちょっと苦手で……」
 「ハハ……ジョーダンですよ」

 新幹線で京都まで帰るふたりを見送って、私は上りの湘南電車に乗った。
 そのときはまだ、ほんとに教会の屋根に登ることになろう……などとは、思ってもいなかった。

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テーマ : 恋愛小説~愛の挫折と苦悩
ジャンル : アダルト

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シランケン・重松シュタイン…独自の人間関係論を元に、長住哲雄のペンネームで数々の著書を刊行してきたエッセイスト&編集者。この度、思うところあって、ペンネームを変えました

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