「ホメる」より「叱る」相手にホレることもある

法則15 愛ある「叱責」は「ホメる」より心に響く
前回は、人は自分をホメてくれる相手を好きになる
という話をしました。しかし、その逆もあり。
自分を叱ってくれる相手に心惹かれる場合もあるのです。
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前回の「法則14」では、
人が人に対して抱く「好意」の程度は、
相手が自分を「評価」してくれる程度に応じて高くなる。
という話をしました。
「評価」は、ただの「賞賛」とは違う。その人をよく見ているからこそ気づく「いいところ」を、「キミ(あなた)の××なところ、ボク(私)は好きだよ」と、評価してあげることだ――と、言いました。
しかし、この「評価」は、ただ「ホメる」ばかりとは限らないんですねェ。
ときには、「批判する」ことも、場合によっては「叱る」ことだって、「評価」のうちに入ることがある。そして、そういう「批判的な評価」は、ただ「ホメる」よりも、相手の心にズシンと響く場合もある。
今回は、そんな話をしてみようかと思うわけです。
「評価」が「批判」や「叱責」を伴う場合、それが相手の心に響くためには、ひとつだけ条件があります。
それは、
こんな(言いづらい)ことをあなたに言うのは、
あなたを「愛している」からだ――ということを
相手に伝える。
ということです。
よく、親が、言いますよね。
お母さんが、おまえを厳しく叱ったりするのは、おまえにリッパなおとなになってほしいって、心から思っているからなのよ。
子どもは、親のそういう気持ちを知っているから、たとえ耳に痛い言葉でも、その言葉を胸に刻み込もうとするわけです。
男と女の場合でも同じ――と考えていいかと思います。
人が人に対して抱く「好意」の程度は、
相手が自分を「評価」してくれる程度に応じて高くなる。
という話をしました。
「評価」は、ただの「賞賛」とは違う。その人をよく見ているからこそ気づく「いいところ」を、「キミ(あなた)の××なところ、ボク(私)は好きだよ」と、評価してあげることだ――と、言いました。
しかし、この「評価」は、ただ「ホメる」ばかりとは限らないんですねェ。
ときには、「批判する」ことも、場合によっては「叱る」ことだって、「評価」のうちに入ることがある。そして、そういう「批判的な評価」は、ただ「ホメる」よりも、相手の心にズシンと響く場合もある。
今回は、そんな話をしてみようかと思うわけです。
「評価」が「批判」や「叱責」を伴う場合、それが相手の心に響くためには、ひとつだけ条件があります。
それは、
こんな(言いづらい)ことをあなたに言うのは、
あなたを「愛している」からだ――ということを
相手に伝える。

ということです。
よく、親が、言いますよね。

子どもは、親のそういう気持ちを知っているから、たとえ耳に痛い言葉でも、その言葉を胸に刻み込もうとするわけです。
男と女の場合でも同じ――と考えていいかと思います。

「ダメ」より効く「嫌いにさせないで」
不肖・長住がまだ「未熟なおとな」であった頃(いまでも十分に未熟ですが)、当時、おつき合いをさせていただいていた彼女から、こんなことを言われたことがあります。

効くんですよねェ、こういう言葉。
16も年下の彼女に諭すように言われて、長住は即刻、タバコの火を消しました。
しかし、もしこれが別の言い方、たとえば、こんな言い方だったら、どうだったか――。

ガンコな長住は、たぶん、こういう言葉では心を動かされなかっただろうし、その行動を改めることもなかったかもしれません。
違いは何か?
「これっぽっちもイヤだと思いたくないから」という言葉で表現された、彼女の愛の形。「愛している」から「○○しないで」と、「懇願」の形で示された「お叱り」のスタイルです。
「非難」ではなく、「愛ある批判または叱責」。
「命令」ではなく、「懇願」。
こういう形で示される「愛の言葉」には、長住はメチャクチャ弱い。たぶん、長住に限らず、男女に限らず、人間であれば、だれしも弱いだろう――と、長住は思うのです。
同様の言葉をいくつか挙げてみますので、もし使える機会があったら、ぜひ、使ってみてください。



ま、こんなところでしょうか。
あとは、みなさんで工夫してみてください。

叱るときには、「報酬」を提示せよ
先の例では、すでに交際中の男が女に、女が男に向かって口にする「批判」「叱責」の形をご紹介しましたが、まだそんな親しい関係ではない――という相手に向かって発信する場合には、もう少し、工夫が必要になります。
キーワードは、《報酬の提示》です。
わかりやすく言うと、こういう言い方です。


できれば、そこに、とっておきのひと言を付け加えます。

どうでしょう?
もし、こんなことを言われたら、あなたの心だって、グラッ……と来るのではありませんか?
先の16年下の彼女のひと言で、「批判的評価」の効果を身をもって実感した私は、以後、たびたび、その手法を使わせていただきました。
オフィスのスタッフに、度々、遅刻を繰り返す女性がいました。
一度、ビシツと注意しなくてはなるまい。と言って、「何度言ったらわかるんだ」なんぞというしかり方をしたのでは、彼女は心を閉ざしてしまうに違いない。私は、慎重に言葉を選んで、こう諭しました。

⇒以後、彼女の遅刻癖は、ピタリと収まりました。
いつもツンツンして、怒っているように見える取引先の女性担当者には、こんな言葉で反省を促しました。

⇒「口がうまいのね」なんて言いながらも、顔がちょっとだけほころんで、「今度、打ち合わせをかねて食事でも」のお誘いをいただきました。
たびたび飲みに出かけていたミニ・クラブのホステス嬢には、こんな言い方でサービスの質の向上(?)を促しました。

⇒この結果については、ノーコメントにしておきます。
ざっと、こんな具合――。
もちろん、この手は、女性から男性に向かって言う場合にも使えます。
ぜひ、一度、お試しを。
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